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【古の記憶】-act25-
2008.04.23
【古の記憶】-act25-
-side-mist-
ミストの眉間の皺は、会話を重ねる毎に深くなる。
「───何故僕の真名を知っている?何を考えている。」
その対象に、女の笑みは、何処までもまったりと、のほほんとしていた。
「あら。心配しなくても、誰にも言わないわ?
だからちゃんと愛称で呼んでいるじゃないの。
考えていること?
そうね。今夜のお夕食のメニューかしら。
ああ、残念だわ。あなたが普通のお食事できるのなら、二人分作るのに。
私、お料理は好きなのよ。」
「だからそうじゃないって言ってるでしょ。とぼけるな。」
「酷いわ。私、至って真面目に答えているじゃないの。
憧れるのよ?何が食べたい?昨日はお魚だったから、今日はお肉にしましょうか、なーんて。
流石に生の人の肉なんて、用意できないし用意したくないわ。」
「───! だから何で君はそんな事まで知って───」
「大声出すと、また傷が開いちゃうじゃないの。
そんなに私に看病して欲しいの?甘えん坊さんね。」
──────ぐったり。
元より、竜であるミストの傷は、かなり深いとは言え、ほうっておいても再生する体だ。
ほんの数日でその傷も癒える。
それまでに、彼女の思惑を掴んでおきたいところではあったが、この調子では出来そうにも無かった。
3日ほどで、傷は殆ど癒えて、動けるまでに回復し、その後、完全に癒えるまで、ミストは彼女の小屋に留まった。
───否。癒えた後も。ミストは、去ろうとはしなかった。
小さな小屋の中には、ベッドは自分の使っているこれ1つだけだ。
何時も彼女が寝入るまで、ファゥリータァルは 傍らに腰掛け、他愛も無い会話をしている。
朝目覚めれば、既に竈の脇で、暖かな朝食を作っている。
その他あるものといえば、竈と小さな箪笥が1つだけという、何も無い小屋の中。
彼女は一体何処で眠っているのかさえ、疑問だ。
全く正体の掴めない女に、何時しかミストは、強く興味を示すようになっていた。
to be continued・・・・・
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テーマ : 自作小説(ファンタジー)
ジャンル : 小説・文学
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Comment
No title
> ──────ぐったり。
うはは(^^)
ミストがかわいいです♪
うはは(^^)
ミストがかわいいです♪
No title
いき♂様、こんにちはぅーw
こーしてミストは弄られっこの道n(ry)
バレグ君の可愛さには負けますっ(ぉ
こーしてミストは弄られっこの道n(ry)
バレグ君の可愛さには負けますっ(ぉ
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