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【古の記憶】-act16-

2008.04.07

【古の記憶】-act16-


徐々に冷たさを増す、小さな体を、冷めた目で見下ろし、竜は森を進んだ。
見上げた空に、はっきりと。
こちらに向かうオレンジ色の巨大な影が見える。

この世界は、消えるのだろう。

神父の話が真実ならば、自分は異世界へ逃げることが出来るかもしれない。

・・・が。

逃げ込んだところで、何の意味があるのだろう。

ミストは小さく苦笑を漏らす。
笑止だ。

頭上が焼けるように熱くなる。
少し先に、森がゆがむのが見えた。

────あれか。

ミストはそのまま、足を進めた。








この時。
運命の歯車が回りだす。
二つの連なる世界、鏡の「表」と「裏」を持つこの世界の
細やかな抵抗だったのだろうか。

ほんの────
僅かな、それは星の瞬きにも満たない程の一瞬の時の差。

二つの「ミスト」は、大きくすれ違う事になり
それまで全く同じ意思を持ち、姿を持ち、歴史を持ってきた二人は
別々の道を歩く事になる。


その事を、お互いにまだ、知らないままに────


to be continued・・・・・


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タグ : ファンタジー 小説

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Comment

No title

はじめまして。

あし@経由でやってきました。
一気にここまで読ませてもらいました。
途中ミストが殺されてしまうかと思いドキドキしました。

今日はここまでで続きは今度読ませてもらいますね。
宜しければ当方のBlogもご覧ください、それでは。

No title

おぐれ様>
いらっしゃいませーw
きゃーwありがとうございますっw
うれしいですー♪

Blog、拝見させて頂きますね♪

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