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【一人ぼっちの竜】

2008.03.14
 BGM


ひとりぼっちのりゅう



ちいさなむらのはずれに
いっぴきの おおきなりゅうが すんでいました。
りゅうは いつも ひとりぼっちでした。
なぜって
りゅうは とてもおおきくて
とても こわいかおをしていたのです。
だから
むらのひとたちは
わるいりゅうだときめつけて
だれひとり
りゅうをたずねては きませんでした。
だからりゅうは いつもひとりぼっちでした。

そんなあるひのことです。
ひとりのおんなのこが
りゅうのところへやってきました。
おんなのこは まいごになってさまよっているうちに
つい りゅうのところに たどりついてしまったのです。

おんなのこは びっくりしましたが
りゅうがとてもおとなしく
やさしいことがわかると
おんなのこは すっかりこのりゅうがすきになりました。
りゅうとおんなのこは
ひがくれるまで
きのみをたべたり
いずみであそんだりしました。
そしていつしかふたりは
つかれて ぐっすりねむってしまいました。

ちょうどそのころ
むらでは おおさわぎになっていました。
おんなのこが もりにはいったままもどってこない。
きっとりゅうに つかまってたべられてしまったのだろう。
きっとそうにちがいない。
あんないいこをたべてしまうなんて
なんてわるいりゅうなんだ。
むらびとたちはくちぐちにさけびました。
そしてみんな
てにてっぽうやゆみをもって
りゅうをたいじしようと
もりへと はいっていきました。

むらびとたちが 
りゅうのところまできたとき
まだりゅうもおんなのこも
ぐっすりねむっていました。
それをみた むらびとたちは
おんなのこが しんでいるのだとおもいました。
そしてむらびとたちは
いっせいに りゅうにむかって
てっぽうをうち、やをいました。
りゅうはびっくりしてとびおきました。
りゅうのうろこは
とてもかたかったので
りゅうは けがはしなかったけれど
とてもかなしくなりました。
なぜ、みんなぼくをいじめるんだろう。
りゅうはひとこえおおきくなくと
はねをひろげ そらへとんでいきました。
そしてにどともどってはきませんでした。

おんなのこはりゅうのなくこえで
めをさましました。
そしてあわててとびおきると
なきながらみんなをとめました。
「りゅうはとてもやさしいのに
なぜみんなりゅうをいじめるの。」

おんなのこのはなしをきいて
むらびとたちは
じぶんたちのあやまちに きがつきました。
けれど、りゅうは いってしまったのです。

いまでもりゅうはひとりぼっちで
どこかのそらをさまよっているのかもしれません。

〜fin〜



BGM/お月見猫の物語BENCH TIME


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mist.jpg


今回は童話。これも、凄く古いもの。
ロルの中で、ミストが某ちみっこCに絵本を読んでとせがまれて、
即席で作ったお話。

ロルに反映してもらえて嬉しかったから、そのまま書き直してみました。

是非、BGMと一緒にどうぞw
とっても素敵な曲ですw
charmi様、有難うございましたww

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